資源がめぐり、人がつながる。
今、自然や人の関係が分断されてしまう時代のなかで、私たちは「自然のめぐり」と「人のつながり」を重ね合わせる仕組みをつくりました。
N=Yatsugatake は、地域の落ち葉や食品残渣などをたい肥にし、野菜を育て、それを食や体験につなげる“資源の循環” をベースに、学びや交流を通じて“人の循環” を生み出す、共創型のプラットフォームです。
子ども、企業、観光客、地域の人。立場をこえて関わる人すべてが、このプロジェクトを共に育てる仲間です。N=Yatsugatake は、地域・都市・企業・個人が知恵や視点を持ち寄り、「環境」「教育」「経済」の課題に向き合う、ひらかれた実践の場。誰もが「見る側」ではなく「つくる側」として関われること、それがこのプロジェクトのいちばんの魅力です。
私たちが目指しているのは、「また来たくなる」「誰かに話したくなる」ような、あたたかいつながりの循環です。


3つの循環が重なり合う仕組み

① モノの循環 ― 自然資源の再活用
- 地域の落ち葉や食品残渣を回収
- オリジナルコンポスト機で一次堆肥化
- 循環堆肥を活用した農作物の生産
- サステナブル野菜による商品開発・飲食店提供
② 学びの循環 ― 体験から行動へ
- 小中高・大学・企業研修向けの環境教育プログラム
- 自然体験や堆肥づくり、収穫体験
- 生分解性資材の活用
- 事前・事後学習を含めた探究的学びの設計
③ 関係の循環 ― 地域と都市の共創
- 企業が資材提供から商品開発・教育連携へ
- 子どもたちが“参加者”から“地域の発信者”へ
- 観光客が“体験者”から“応援者”へ
- 地域が“受け入れ先”から“発信拠点”へ変化する




人が関わるからこそ、実感が生まれる
N=Yatsugatake は、見るだけの環境活動でも、支援だけの社会貢献でもありません。
自ら手を動かし、自然の循環にふれ、誰かとつながる。そんな「関わることで実感が残る」仕組みこそ、このプロジェクトの特長です。
一般的なソリューション | N=yatsugatakeプロジェクト |
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施設・企業内で完結する「閉じた循環」 | 地域と都市をつなぐ「開かれた循環」 |
廃棄物処理や堆肥化など“物質の循環”が中心 | 資源 × 学び × 関係性の“複合的な循環” |
利用者は結果(製品やサービス)を受け取るだけ | プロセスすべてに“参加し、関われる”設計 |
1回完結のCSRやPR活動が中心 | 継続的に訪れ、関係性を育てる仕組み |
企業目線での効率・リスク管理が重視される | 地域・都市・企業が“共に育てる”視点 |